事業継承のパターン
後継の経営者が社内にいない
役職員50名未満の会社で親族以外の後継者が社内に居ることは稀です。
やはり、経営者という立場は特別です。名プレーヤー≠マネジメントであり、また、会社と従業員への責任に本当にコミットできる従業員はなかなか存在しません。
また、資金面においても、オーナー株式を一従業員で引き継ぐことは、極めて難しくなるケースが多いです。
更なる成長のため企業インフラを強化したい
オーナー様が製品/サービスの開発などに精通されている場合、「どうすれば企業Value」を上げられるか等にご関心が低い場合があります。
一流のスポーツ選手には一流のマネージメントチームが必要であると考えています。
外部との資本業務提携など成長を加速したい
特に成長市場やM&Aによる寡占化が進む業界では成長スピードが重要になります。
場合によってはマジョリティ(51%以上の株式)を放出しても、成長を優先した方が会社のみならずご自身にとってもプラスになる可能性があります。
事業継承で大切にしていること
企業文化の尊重・信頼関係を重視
これまで培われて来た企業風土は良くも悪くも急に変えることはできません。
価値観を押し付けることなく、伴走する『パートナー』として、企業風土や経営陣、従業員の皆様の想いをくみ取り、皆様が『これまで通りに力を発揮して頂けるような組織作り』を、最も大切に考えています。
オーナー経営力のブレイクダウン
中堅中小企業では強力なオーナー力/製品力などにより、事業環境や経営方針を従業員が理解・把握しきれていないケースも。
弊社メンバーの得意とするマーケティング力も使いながら、事業環境の再確認(市場トレンドの調査/分析)を行うとともに、オーナー様の頭の中で描かれてる事業戦略を、従業員までブレイクダウンし、カタチにしていきます。
適切な目標設定と積極的な従業員登用
無理な目標設定はせず、まずはこれまでオーナー様が作り上げてこられた土台(売上や利益)を維持しながら、中長期的な目線で、企業成長を遂げるための適切な目標設定を行います。
また、大きく貢献した従業員には相応のポジションを割り当てることも、オーナー様との相談の中で決定していきます。